甲乙のはなし。
たまには、
ネタもなくなってきたことだし雑学っぽい話を。
『甲乙つけがたい』なんてときに使われる
“甲乙”というコトバ。
契約書に、甲は…とか乙は…とか書かれることがあるので
甲、乙、丙ぐらいまでは、知っているひともいると思うのですが
これは、実際には
十干(じっかん)と呼ばれるもので、
干支(えと)を示すときに使われるもの。
これって、実はエクセルのオートフィル機能を使うと出てくるんですね。
まず甲と入力して
その入力したセルの右下、フィルハンドルと呼ばれる部分をドラッグすると…
ほら、この通り。
ちなみにそれぞれの読みは
甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・
庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き) です。
実はこの十干は、中国の五行(木・火・土・金・水)に由来しているので
例えば甲は「木の兄」(きのえ)、乙は「木の弟」(きのと)とも呼びます。
なので、それぞれ
甲(
きのえ)・乙(
きのと)・丙(
ひのえ)・丁(
ひのと)・戊(
つちのえ)・
己(
つちのと)・庚(
かのえ)・辛(
かのと)・壬(
みずのえ)・癸(
みずのと)
という別の呼び方もあったりします。
実は、昨夜終了したドラマ
『SPEC ~警視庁公安部公安第五課
未詳事件特別対策係事件簿~』の各回のサブタイトルにも
この十干が使われていたので、ふと思い出して
今夜は突然、こんなややこしい話を書いてみました。
実はこの十干、まだ書きたい雑学ネタがあるのですが
長くなりそうなので、またの機会に。
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